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センスに自信のあるトップがブランド施策を判断 しているが、最近は“ワカモノ”のウケが悪い。

Why?


社会人になってから好景気の経験が無い30代前半から下のワカモノ世代は価値観とセンスが異り、自分のセンスに自信を持つ上の世代の経営判断はズレやすい。


様々な調査結果や報道でも言われることだが、最近のワカモノは背伸びせずに、身の丈志向と評される。30代半ばより上の世代は、バブル崩壊後にも、ITバブル、金融バブルなど、ワカモノが若くして豊かになるストーリーが存在し、上昇志向の価値観とプレミアム消費が結びついていた。


もちろん個人差はあるのだが、マス集団として現代のワカモノを捉えた場合、就職不安や賃金格差など、社内環境変化と日々の報道の刷り込みによって価値観と消費は大きく変わっている。自分のセンスに自信のある経営層ほど自己否定が難しく「なんでもプレミアム化」の志向を止められず、ワカモノからのブランド支持を低下させる落とし穴にハマりやすい。



・自社とワカモノマス層のセンスが、 ズレてきたことの冷静な認識


・獲得したいワカモノ層を理解したうえで、自社ブランドで“今後も維持して変えないこと”、“適応させて変えるべきこと”を整理する



よく上の世代からは「今のワカモノはかわいそう」という声があがる。しかし、ワカモノたち自身は比較対象となる時代の経験がないため、自分たちの人生を楽しく、たくましく生き抜いており、危機感はあっても悲壮感は無い。


ワカモノと上のバブル世代のギャップでブランドのあり方に影響を与えるのは「かっこつけるために、背伸びや頑張っていることがカッコ悪い」という価値観だ。


これまで“クールでかっこいい”と支持されてきたブランドは、上の世代の支持を維持しつつワカモノ攻略するという難しい舵取りを迫られている。当然ながらあえてワカモノを狙わないブランドも沢山あり、自覚的であるならば立派な戦略判断だ。


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